PROFILE

安斉 幸彦(あんざい ゆきひこ)
・1958年1月28日生まれ

 私がこの世に生を受けた1958年は、ちょうど東京タワーが誕生した年でもありました。
それは、戦後の焼け野原から復活を遂げつつある東京が、再び、世界に名乗りをあげる象徴的な第一歩でもありました。

 その後の東京は、皆さんもご承知のように、オリンピックの開催などを土台にしながら、他に類を見ない驚異的なスピードで発展を遂げていきました。何でも貪欲に取り入れてどんどん巨大化して行くそれは、猛烈と揶揄されるほどの凄まじさでした。
 
 私は、そんな東京で生まれ、その猛烈な変貌の過程と同じ時間軸の中で育ってきたのです。
多種多様な文化がどんどん詰め込まれながら日進月歩で発展していったその街で育ったことが、私の趣味の形成に影響を及ぼさぬはずがありませんでした。国内から発信されるものにとどまらず、海外からやってくる芸術や音楽もほとんどが東京にいれば触れることができました。国内外の芸術・文化を最も身近に享受できるところでした。

 両親が多趣味であったこと、そして、中高大一貫の私学に入っていたことも手伝って、私は同世代の方々が受験勉強に費やす時間のすべてを自分の趣味にあてることができました。
そして、多種多様な趣味の楽しみを謳歌していくうちに、自然とルールのようなものができていきました。自然というよりは、必然と表現した方が正しいでしょう。
それは、一つの趣味に固執しすぎないというものです。

「興味の沸いたものにはとりあえず手を出してみる。しかし、深入りはしない。」
いわゆるその趣味のオタクにはなりません。それだけの為に多くの時間を占有されてしまうことを防ぐ為です。

 趣味に対する私のモットーは、それを「広く浅く楽しむ」です。

つまり、少ない趣味に多くの時間を使うことよりも、多くの趣味に少ない時間を使おうという発想です。
人生という限りある時間をできるだけ有益に使いたいと考えた時に、私は後者の方を選びました。
それは、人生という一回限りのチャンスの中で、できるだけいろいろな楽しみを謳歌しようという考え方です。
勿論、ひとつのことに多くの時間を使うという考え方を否定するものではありません。
私の場合は、前述したように子供の頃からのそういった様々な環境がそうさせたのだと思います。

ひとつのことを、あえて突きつめ過ぎず、ほどほどに楽しむ。
そしてその分「より多くの様々な楽しみ」を享受する。

これが、たった一度しかない人生に対する私の生き方の基本なのです。

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